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コラム

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2019-01-17  [0093] ビジネスにおける「メリット」の反意語は?

昨年、ある企業でセミナーを開催したときに、参加者から「マーケティング専門機能を導入するデメリットは何か?」という質問を受けました。

そういえば近年、仕事で「デメリット」という言葉を聞かなくなったし、使わなくもなったなぁと思い返してみました。

日本では08年度から内部統制(通称J-SOX)が上場企業で導入され始めましたが、この前後から「リスク」という言葉が代わりに使われるようになった気がしています。

では、何故「デメリット」という言葉を使わなくなってきたのか、今回のコラムで改めて考えてみたいと思います。

例えば、マーケティング部門では様々な提案を日常的に行いますが、当然のことながら何らかのアクションが伴うことが前提となり、「何もしない」という提案はありません。
もし、その提案内容にデメリットがあれば、途中で却下或いは停止されることでしょう。
そしてどんな提案にもアクションが伴うことから、必ず「リスク」が生まれますが、リスク管理と称して対策を検討して未然防止に努めます。
したがって、デメリットは必ず起きて回避できない事象を、リスクは不確実な事象と捉えることができます。

一方、プライベートではどうでしょう。
何か行動を起こす前に、自身や身の回りの「損得勘定」によって、リスクを含めてメリットやデメリットを見出して物事を判断することと思いますし、もちろんリスク対策も施すことでしょう。

しかし、この損得勘定に基づいた考え方をビジネスで語ると、お門違いになってしまいます。
何故なら、社外に対しては「顧客の価値を創造する」ことを中心に考えなければならないからです。
(だからと言って、顧客の言いなりになることではありません(コラム[0014]参照)。
また、皆さんもご承知のとおり、社内に対しても自身の損得で動くことはできませんし、もし、そのようなリーダーがいれば、人は必ず離れていくことでしょう。

では、最初の問いに戻ります。

私は、「マーケティング専門機能導入のデメリットは無い」と考えています。

何故なら、「顧客の創造」が企業発展のための手段で、これを実現するための機能が、「マーケティング」と「イノベーション(革新)」だからです。
マーケティングは「仕組み化」、つまりビジネスの再現性構築を表し、イノベーションは「変化し続ける(変革)」ことであり、これらができない企業は必ず衰退します。

言い換えれば、マーケティングとイノベーション無くして、企業は将来的には存在できなくなると同時に、これらは企業活動の根底となります。

マーケティング専門機能が「コスト増(金食い虫)」、或いは「机上の空論(顧客とのコミュニケーション不足)」というのはリスク上の議論であり、それらを回避するために対策を施せば済みます。
更に、同機能の構築や運営が「投資活動」であるというのも、上記企業活動の根底概念から、正しいとは言えません。

こうした理由から、ビジネスにおいて「デメリット」という言葉が使われなくなってきたものと捉えています。
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