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2018-10-09  [0081] 製造業の課題と解決 (2018年版ものづくり白書から)

少し時間が経過していますが、経済産業省発行の2018年版ものづくり白書を読む機会がありましたので、今回はその中の「総論」について概要紹介と意見を述べたいと思います。

<2018年版ものづくり白書(PDF版)>
(18-5-29 経済産業省)
http://www.meti.go.jp/report/whitepaper/mono/2018/honbun_pdf/index.html
(上記WEB内に「総論」が個別にPDF化されています。)

「現在、我が国ものづくり産業は大きな転換点に直面している。」から始まり、4つの大きな「危機感及びその欠如」が紹介されています。
(1) 人材の量的不足に加え質的な抜本変化に対応できていないおそれ。
(2) 従来「強み」と考えてきたものが、成長や変革の足かせになるおそれ。
(3) 経済社会のデジタル化などの大きな変革期の本質的なインパクトを経営者が認識できていないおそれ。
(4) 非連続的な変革が必要であることを経営者が認識できていないおそれ。

統計や企業へのアンケート結果に基づく分析結果として、下記の2点が主要課題に挙げられ、それらの解決手段が本文(第1章)で述べられています。
 <主要課題>
(a) 強い現場力の維持・向上(人手不足、品質管理)
(b) 「付加価値の創出・最大化」

また、上記課題解決の一環として、第2章「ものづくり人材の確保と育成」と、第3章「ものづくりの基盤を支える教育・研究開発」をテーマに紹介されています。

そして、掲載順序が異なりますが、「景気が回復傾向にあり、業績も好調な企業が多く見られる今こそ、このような危機感を共通認識として持ち、戦後培ってきた日本の強みを上手く活かしつつ、変革につなげていくことが不可欠」と結論付けられています。

「ものづくり産業」という分野での国策や活動を述べることが同白書の目的であるため、解決手段は述べられているものの、そのプロセスについての記載は薄いように思えます。
これは目的が異なるため仕方がないのですが、私見では「マーケティング力の進化」こそが、上記課題解決のプロセスに寄与するものと捉えています。

少なくとも現状と課題については、これまで本コラムで述べてきた内容と多数重複していますが、強い現場力の維持・向上とマーケティングがどのように関わるのでしょうか。

解決手段は白書と同じIoT/AIになりますが、アプローチが少々異なります。
ICTサービス事業への転換の際に、いきなりビジネス展開をするには様々なリスクがあります。
そこで、まずは自社工場でのIoT/AI導入を行って改善効果を確認した後に、これをビジネス展開できないか?という検討を行うのが自然の流れかと思います。
つまり、自社工場改善を行う際に、自社ビジネスモデル構築を視野に入れながら、マーケティング部門も参画することが効率良いと考えます。

ICTサービス構築は、ある意味バリューチェーンが大きく変わる可能性があるため、検討すべきことが山ほどあります。
顧客の声を聴いたり、机上での検討だけでは、構築した新ビジネスモデルがフィットできていない可能性も十分に考えられます。

そんなとき、自社工場改善をベンチマークとして、自社の顧客の立場に立ちながら参画しておけば、気づき・学習・洞察を得る機会が非常に多くなり、結果としてICTサービス事業構築内容が効率よく精査されて失敗リスクを更に下げることができるからです。

一方、付加価値創出の最大化は、これまでのコラムで幾度となく述べてきましたので、今回は省略します。

以上から、「マーケティング力の進化こそが、製造業の課題解決へと直結する」と捉えています。
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