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コラム

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2018-10-01  [0080] IoT/AIビジネスモデルの構築検討について

今回はマーケティング初心者の方にとっては少々難しいかもしれませんが、最後までお付き合いいただければと思います。

コラム[0078]と[0079]では、IoT/AI分野の契約ガイドラインの紹介をしました。
何故これらを紹介する必要があるのか、また何故マーケティング分野で法律や契約の話題をしなければならないのかという、疑問を持つ方もいらっしゃるかと思います。

そこで、今回はこれらの必要性について意見を述べたいと思います。

先に結論から述べますと、「新事業の構築では特に、契約書や利用規約は構築したビジネスモデル(仕組み)の集大成である」ということです。
このため、弁護士や法務部門任せにせず、マーケティング部門が主体となって権利・責任・リスクの範疇を含めたビジネスモデルの事前検証を行うために「ひな形」をつくる作業を行うべきと捉えています。

更に、この原案作成は、ビジネス開始直前ではなく、新ビジネスモデルを構築してから商品企画に入る前の段階で行うべきと考えます。

また開発では、法規制対応は当然のことですが、法の権利保護に対しても細心の注意を払う必要があります。

特に知的財産(著作権、企業機密、特許等)では、開発前のシステム検討段階で、まずこれらの権利保護の獲得を視野に入れてから構築しないと、後々権利主張の機会を失い事業拡大の大きなブレーキとなる恐れがあります。

法律は規制のみならず、権利保護の観点もあります。
ビジネスは見方によっては、決められたルールの中でいかにして「売れる仕組み」を作って事業を拡大するのかが使命(ミッション)となります。

新事業の構築では、従来方式と異なる新しい手段を用いらざるを得ません。

例えば産業製品メーカの場合は、「新ビジネスモデルの構築(顧客から見た価値の創造)」から始まり、「(顧客への)テストと学習(PDCA)」でモデルの改善を重ねた後に、ようやく「商品企画」、「開発」、「生産・製造、販売準備」の各プロセスを経て「販売開始」へ至ります。
商品企画も開発も新しい手段を用いる必要がありますし、生産・製造もICT利用を、そして販売準備もデジタルマーケティングの活用を、今後それぞれ加速化していくことになります。

特にIoT/AIといったデータを扱うサービスビジネスは、技術も含めて先進性があり、現状、法規制も十分に整備されていないことから、上記の各プロセスでは試行錯誤を繰り返した上での事業開始と展開となります。

更に言えば、これらを発展させたリカーリング(課金)ビジネスでは、バリューチェーンも変わりますし、加えて社内の仕組み(原価管理から人事評価)も大きく変わります。

日本を含めた先進国は、近い将来、このリカーリングビジネスモデルへの変革を迫られると同時に、従来式(モノ売り)ビジネスが通用しなくなると考えています。

政府が「第四次産業革命」と称している理由の根底は、このバリューチェーンの変化によって日本の立ち位置が大きく変わってしまうといった、大きな局面を迎えている時期だからと捉えています。

AIを含めたICTの発展は、従来の業界の壁も崩しますので、大企業はマーケティング部門を中心に新たな局面へ向けて日々準備を進めていることと思いますが、中小企業はデータサービス事業に乗り遅れると大打撃を受ける可能性が高いため、事業の要となるマーケティング機能の構築/強化が、将来への生存のカギとなります。

また、データは可能な限り多くの企業と共有した方が、顧客にとっても価値が高まりますし、自社単独だけでは、データの有効性に限りがあります。
そこで、例えば、自社製品が別の装置に組み込まれて使用される場合は、将来、装置メーカとの協業でデータ共有を図り、新たなサービスを展開する選択肢も生まれて来ると思います。

その際に互換性を少しでも保つためにも、コラム[0038]等で述べたように、「プラットフォーム」の選定には十分な注意が必要となります。

不景気に陥る前の比較的体力がある今だからこそ、マーケティング機能の強化が必要である旨を強調して、今回のコラムを終えたいと思います。


<ご注意>
本コラム記載内容は、発信日時点の情報や意見・見解ですので、ご承知ください。


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<関連情報>
ホワイトペーパー: 「IoT/AIを利用したリカーリングビジネス構築の手引」 (産業用機器製造業向け)
http://www.takumi-marketing.jp/file/download/TKM-SC-19017-00(19-06).pdf

<関連コラム>
(1) [0078] IoTを用いたデータの利用権限と取引について
  http://www.takumi-marketing.jp/column.cgi?id=80
(2) [0079] AIを用いたデータの利用権限と取引について
  http://www.takumi-marketing.jp/column.cgi?id=81
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