TAKUMI ロゴ 匠マーケティング
〒181-0013 東京都三鷹市下連雀4-16-7-304
サイト内検索:
Facebook
 
新しい価値の創造を、お客様と共に。

コラム

《 戻る

2018-03-19  [0056] 他社とのコラボについて

他社とのコラボレーション(以下、コラボと略します)については、コラム[0028]「21世紀のマーケティング」の特徴の一つである「オープンイノベーション」や、コラム[0051]「競争回避の要素」の一つである「共生」での「協業・協調」でも述べました。
(コラム[0038]「IoTプラットフォームについて」も参照いただければと思います。)

近年、他社とのコラボが活性化していますが、今回はこの点について意見を述べたいと思います。

異業種コラボと言えば、例えば、最近テレビCM等でにぎわっている、移動体通信事業者(以下、携帯キャリア)のキャンペーンや、アマゾン対抗で立ち上がりつつある、スーパー×ネット通販もあります。
少し時間をさかのぼると、ビックロ(ビックカメラ×ユニクロ)でしょうか。

実は最近、近所の某牛丼屋の前を通ったところ、同店の前で20人前後の行列ができていました。
「何があったのかな?」と、びっくりして様子を見たところ、大手携帯キャリアとのコラボによる、「スーパー・フライデーのイベント」のようでした。

新規開拓も大切ですが、市場が成熟すると、他社からの顧客を奪うことよりも、自社の顧客が離れることを防止する対策、つまり「従来顧客を大切にする」傾向が高まってきていることが背景の一つと推測できます。

異業種コラボの良い点は、新しいビジネスモデルの構築によって競合他社にないサービスを顧客へ提供できる点や、両社顧客層の相互取り込みや、話題作りによる新たな顧客層の獲得、両社の強みと弱みを補完し合うことによる相乗効果等が挙げられます。

また、同業同士のコラボもあって良いと考えます。
何と言っても規模が大きくなりますし、流通面でのコストダウン効果や、近年話題のトラック運転手確保面の効果も大きいですし。

ただし、コラボを始める前に気をつけなければならない点が、少なくとも3点あります。

一つ目は、キャンペーン自体が過熱し、顧客がそれを目的化してしまうことです。
顧客は更なるキャンペーンを期待するものの、キャンペーンが終わると離れてしまう可能性があるからです。

二つ目は、キャンペーンが競争化してしまうこと。
上記の携帯キャリア2社がまさにその状況で、消耗合戦のようにも見えます。

三つ目は、コラボした企業間で意図しないことが起こってしまうこともある点です。
具体的事例紹介は控えますが、弱肉強食や下克上等を意図します。
特に同業同士のコラボでは事前の注意が必要と思います。

ところで、上記携帯キャリアで、コラボの収支の仕組みは、スポンサー収入なのか、経費(広告費)なのか、それとも月額料金に含まれている還元なのかは気になります。
これらキャンペーンが顧客側のコストとして跳ね返ってきているとすれば、携帯キャリアとしての通信サービスの提供という、本業以外での過度な競争は避けていただきたいものです。

今回は本職である産業用機器製造業向けでない事例を挙げましたが、民生品でも他山の石になり得る時代です。
また、マーケティング思考を訓練する意味でも、日常的にアンテナを高く持つことは大切と考えます。

例えば、本コラムを読んだきっかけで、今一度、自社環境を再考する機会につながっていただければ幸いです。
ホーム | コンサルティングサービス | セミナー・勉強会開催情報 | サービス開始までの流れ | ダウンロード | 会社概要 | お問い合わせ
個人情報の取扱いについて | サイトマップ
Copyright © TAKUMI Marketing Office, All Rights Reserved.