2018-02-26
[0053] マッピングツール利用のすすめ
今回も競争回避の事例紹介の続編から始めます。
前回は、自宅近所で数が非常に多い、医療機関、歯医者、調剤薬局、ドラックストアについて述べましたが、実は他にもまだあります。
前回と同じ条件(自宅から徒歩8分圏内)で検索すると、美容室/理容室(50箇所以上)、学習塾(20箇所以上)、整骨/整体/マッサージ(30箇所弱)あります。
また、近年はカフェも急増しており、実際に数えただけでも30箇所以上もありました。
上記分野では、数ヵ所の変動(閉店や新規)があるものの、昔からこうした激戦が繰り広げられているように見えますが、実際は何とか棲み分けができているのかもしれません。
しかし、自宅近辺は繁華街ではありませんので、もっと様々な業種のお店が増えてほしいところです。
例えば、好き勝手を言えば、もんじゃ焼き(お好み焼きでもうれしい)や、博多ラーメン等。
さて、お店の場所やルートを調べるには、皆さんもご承知のとおり、Googleマップ等の地図検索WEBやアプリを利用すると、結果が地図上にプロットされますが、住所と名前のみを入力するだけで地図上に結果をプロットされ、自分用にカスタマイズされた地図情報を作成してくれる便利なツールがあります。
「マッピングツール」と呼ばれていますが、例えば、無料でできるサイトの一つに、batchgeoというベンダーがあり、私も無料版を活用しています。
https://jp.batchgeo.com/
マッピングツールは、主にエリアマーケティングを始めとした、各種販売分析や攻略検討の際にも利用でき、特にコンビニやレストラン等の新規出店検討の際には、以前から活用されているようです。
例えば、ターゲット顧客選定(商圏見直し、絞り込み、或いは囲い込み)や、移動距離を減らす等の営業効率アップ、競合他社の牙城分析、出店候補の立地シミュレーション等、様々な活用方法があります。
また、組織利用だけでなく、自社内規程の範囲で、無料版の個人使用も簡単に始められると思います。
無料版では地図へのプロット位しかできませんが、有料版では機能が非常に充実しているようで、中には、詳細地図情報の他、民間や当局の調査・統計結果情報もビックデータとして取り込んでいる企業もあるようです。
もし、まだ使っていないようでしたら、一度、このマッピングツールをマーケティング業務に取り込んでみてはいかがでしょうか。
なお、企業や店舗情報は公の情報となりますが、個人情報は法規制の観点から、マッピングツール利用時には注意が必要です。
<ご注意>
本コラム記載内容は、固有企業の推奨や宣伝を行っているものではありませんので、ご承知ください。
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<関連コラム>
(1) [0051] 競争回避の要素
http://www.takumi-marketing.jp/column.cgi?id=53
(2) [0052] 競争回避の事例紹介
http://www.takumi-marketing.jp/column.cgi?id=54
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