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コラム

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2018-02-12  [0051] 競争回避の要素

私たちはビジネスにおいて、あらゆるところで日常的に競争をしています。
最初に新市場を創出した企業が競合他社参入までの期間以外は、全て既存市場で戦うため、一般的に競争が生まれます。
つまり、ほとんどの人々が既存市場に属しているため、この競争環境下を当たり前のように考えて慣れてしまっていると思いますが、今回は競争回避について述べたいと思います。

まず、市場競争の定義ですが、デジタル大辞泉(Ver. 18.1)によると、
「企業が、財やサービスを供給する市場へ自由に参入し、消費者を獲得するため、価格や品質面などで他の企業と競い合うこと。経済学では、競争が正しく機能すれば、政府による規制がある場合や市場が一社に独占されている場合などと比較して、価格が抑えられ、供給が増えるため、消費者と企業の双方に望ましい効率的な状態になるとされる。」
と記載されています。

次に競争における需要側と供給側双方共通のメリットとリスクを考えると、主に以下のように区分できると考えます。
・競争のメリット:   技術の進歩、市場の成長、選択肢の拡大、市場価格の低下等。
・競争のリスク:  過度な価格下落、選択による疲労、格差を生む等。

マクロ経済的に言えば、適度な競争は需要側・供給側双方にとって良い環境と言えますが、過当競争となると最終的に双方にとって不利益な世界へ突入します。

では、上記をふまえて「競争を避ける要素」を考えてみましょう。
競争回避には、「市場の棲み分け」と「共生」があり、市場の棲み分けを更に分解すると、「新市場の創出」、「ニッチ市場へのシフト」、「強者の矛盾を突く」ことに分けることができます。

市場の棲み分けや新市場の創出については、既にコラムで述べてきましたので今回は省きますが、強者の矛盾を突くとは、「強者が容易にできない状態」や、「強者の強みが弱みに変わる状態」を意味します。

強者は大組織で資本力がある分、固定費が高いため、ニッチ市場(地域、販売対象、販売方法、分野、コンテンツ等)への参入は、利益確保の面から簡単にできません。

また、ネット保険のように、対面販売を行わない等で固定費を下げたり、保険内容の簡素化等で低価格化を実現した仕組みは、強者の強みが弱みへと代わり、弱者は反撃されにくくなります。
セブン銀行ATMのビジネスモデルも同様です。

一方、共生とは、2種類以上の異なる生物がお互いに害を与えることなく、一緒に住むことで、生物学では有名な言葉のようです。
共生では、コラボレーション等を含む協業・協調する方法や、鳥の群れのように弱者同士が集結して強者からの攻撃を防ぐ方法、そして法規制による資格・免許制度の取得方法が主に挙げられます。

差異化や独自性は、競争を避ける入口にもなりますが、完全に競争を回避できるということではないため、競争・非競争の両要素を含みます。

以上を整理すると、以下のようになります。

「競争回避の要素」
@ 市場の棲み分け
(a) 新市場の創出、 (b) ニッチ市場へのシフト、 (c) 強者の矛盾を突く
A 共生
(a) 協業・協調、 (b) 弱者同士の集合化、 (c) 法規制による資格・免許制度の取得

価格上昇の肯定や価格下落の否定をしているのではなく、適正なコストと価格を維持しながら顧客が購入するための価値を提供する、そのための手段について述べました。


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<関連コラム>
(1) [0052] 競争回避の事例紹介
  http://www.takumi-marketing.jp/column.cgi?id=54
(2) [0053] マッピングツール利用のすすめ
  http://www.takumi-marketing.jp/column.cgi?id=55
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