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2018-01-22  [0048] PDCAとOODA

「PDCAサイクル」は、これまで幾度かコラムで登場しましたが、元々は品質向上手法の一つとして利用されていたものの、近年は日常業務で利用される機会が増えて、多くの書籍が出版されているようです。
詳細は市販の書籍に譲りますが、P(計画/仮説)、D(実行/調査/分析)、C(評価/検証)、A(改善/結果)を1セット(サイクル)として繰り返し、複数の派生PDCA実行と共に、大元のPDCAをらせん状で徐々に(立体的に)大きくしていくことがポイントとなります。

以前勤務していた会社では、PDCAや類似手法のDMAIC([コラム0020]を参照)を会社の文化として日常利用していましたが、これらが世の中の全て(万能)とは言えず、中には回らない事案もありました。
例えば、不確実性(過去の経験が役に立たない)、計画ありきの実行、急激な状況変化(想定外)、計画/管理/情報の氾濫等による件数の膨張、アイディアに詰まる(思考停止)、行動の躊躇や後回し(優先順位の誤り含む)等です。

そんなときは、PDCAやDMAICに固執せず、自身の経験から今回紹介するOODA(ウーダ)も試しては?という趣旨となります。
ただし、PDCAはいつでも誰でも始められる「基礎」ですが、OODAは「応用」の位置づけとなり、PDCA以上に自己管理、柔軟性、自律性の各能力訓練が必須となりますので、ご注意ください。

まず、OODAの定義ですが、観察/現状把握(Observe)、状況判断/方向づけ(Orient)、決断/意思決定(Decide)、実行(Act)の英単語頭文字で、ループ状に実行していく手法です。
簡潔に述べると、「一応、(大枠の)計画は立てるが、それにこだわり過ぎず、臨機応変に機転や機動力をもって自律的に活動する」となります。
言わば、「作戦の目的や意図を明確にしつつも、各人がどのように達成するのかの具体的方法は任せ、状況変化に応じながら目標を達成する」ことをコンセプトとし、意思の疎通をビジョンの共有でカバーしています。
元々は軍事用語ですが、近年はビジネスでも活用し始めているようです。

PDCAとの比較に対するOODAのメリットは、上記のPDCAが万能でない理由でも述べましたが、もう少し整理すると以下になると考えます。
(1) 計画、管理、情報の3過剰を削減できる。
(2) 形式にこだわらずに、行動の萎縮や制限、負のスパイラルを乗り越えられる。
(3) 急激な状況変化や想定外事案を、タイムリーに且つ無駄なく対処できる。

また、PDCAとOODAの最大の相違点は、「計画/仮説」或いは「観察」という、「開始点」と考えます。
一方、両者の共通点は、目標設定、行動力(機動力)、期日設定、定量化、見える化、スピードが挙げられると考えます。

私が私的にOODA手法を利用し始めたのは、中国駐在時代の経験でした。
中国ビジネス経験者は共感いただけると思いますが、同市場はスピード、状況変化、不確実性が非常に激しく、加えて決断がビックリするほど早いのが特徴です。
そのような環境下で、計画や準備ばかりに時間を費やせず、市況スピードに追いつき追い越せを実現するにはどうしたら良いかを考え続けた結果が、OODA手法と同じだったのです。
もちろんPDCAは止めずに、むしろ仮説系(仮説/行動/検証/改善)は欠かさず行っていました。

OODAは一見「受け身」のように捉われがちですが、自身でよく考え、「目的と目標」がブレずに自律性と柔軟性を持って行動していれば、特に経営、マネジメント、マーケティング、営業の分野では非常に有効な手法と思います。

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