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コラム

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2017-11-27  [0040] 日本と海外の製品設計コンセプトの相違

新社会人を迎えた20数年前以降、これまで国内外で、設計、マーケティング、新規開拓、営業管理(代理店含む)、工場管理、経営の各分野に携わってきましたが、製品について海外と日本の違いを常々感じています。

それは、「製品設計コンセプトが異なる」点です。
簡単に言えば、海外勢は「モノが壊れる前提での設計」に対し、日本は「モノが壊れない前提での設計」です。

この違いはどこに現れてくるのか? 
「価格」と「コスト」そのものです。

米国テキサスと中国上海でかつて生活をしたこともあり、自身の在籍業界のみならず、日用品についても同じことが言えました。
海外で生活していると、あらゆる場面でモノが簡単に壊れます。
電圧不安定による電球故障、空気撹拌機のモータ故障、トイレタンクレバー折れ、頻繁な停電、ブレーカー故障、洗濯機や掃除機故障、運転中のパンク、道路に穴がすぐ開く等々、実に数え切れません。

上記経験から、これまで「Made in Japan」のブランド力は、「技術」、「品質」、「サービス」であることを、これまで実感してきました。
(近年はそうでないケースがあることも、少し感じています。)

一方、仕事では、「製品認知度が低い」、「価格競争力がない」、「利益が出ない」という致命的な場面に幾度となく直面し、「売れない」苦しみを経験したものでした。

さて、私たち日本企業にとっては、「壊れる前提の設計」と「壊れない前提の設計」のどちらが大切なのでしょうか?

マーケティング的に言えば、「壊れない前提の設計」の方が大切と、私は考えています。
理由は、「他国には、そう簡単にマネができない強み」だからです。

持続的発展と称した売上や市場シェア欲しさに海外向けに対して、値下げ、新規開拓、製造工場を移転するといったことを今更始めることは、もはや無駄な行為と私は考えます。

少しブラックな発言となり恐縮ですが、技術規格を例に挙げてみます。

あくまでも肌感覚としての私見ですが、米国は「ビジネスへつなげる」、欧州は「外からの参入障壁の構築」、中国は「暫く規格(法令)を眠らせ、ある日突然大々的に動き出して罰金を取る」、東南アジアは「欧米規格の相乗り」、日本は「ひたすら厳守」、という文化の相違があるように感じます。
(もし、不適切発言と立腹された方がおりましたら、ゴメンナサイ。)

更に近年、新興国と呼ばれる豊かになった国々では、自国で新たな規格を作り上げて運営を始めています。
このこと自体、人としては喜ばしいことと思います。
しかし、規格一つを見ても、国や地域でこれだけ大きな相違があるのに、遠く日本からリアルタイムでの状況把握や管理、サポートを試みるのは、もはや無理がある時代と考えます。

もちろん既に一定の市場シェアがあり、利益が出ているのであれば、海外向けへの更なる発展について、仕組みや体制が整っていると思いますので、否定はしません。

ですが、もっと自社の特長を生かし、自国の市場で新たな価値を見出していくべきと考えます。

とは言え、以前のコラムで述べたように、「価格」と「価値」にはバランスがありますので、買い手側から見て価値に見合わない価格は、受け入れられることはありません。
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