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コラム

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2017-09-25  [0024] 新商品発売のタイミング

マーケティングミックスとして、4P(Product、Price、Place、Promotion)があります。
時代の変化でマーケティングの視点も変わり、4C(Consumer/Customer solution、Customer Cost、Communication、Convenience)や、4P/4Cの派生もありますが、今回は、4Pについて、私の経験から強く感じていることを述べたいと思います。

サラリーマン時代、商品企画を行う際には4Pを原点として様々な検討や実行をしてきました。商品企画ですから製品開発が絡むのですが、ここで一つ大きな疑問を抱いていました。
マーケティング業務を担い始めてからの20年間ずっとです。

それは、「タイミング」の悪さです。

いくら素晴らしい商品が出来上がったとしても、「タイミング」を外してしまったら、その先に成功の道がありません。
遅すぎるとチャンスを失い、早すぎても時代にミートできませんので、適切なタイミングを吟味し、確実に実行する必要があります。
特に、近年は不況に陥るまでのスピードが速くなってきており、タイミングを計るのが非常に難しくなってきています。

そんなことは当たり前だ、と感じる方々も多数いると思いますが、現実は意外とそうではありません。

何故なら、遅延による開発コスト(投資)の上昇を嫌がる経営側や開発管理側(或いはプロダクトマネージャ)は、「一日も早く新商品を世の中に出したい」という、資金的な焦り等から、最後はどうしてもタイミングを軽視してしまいがちです。
中には、検討開始当初から開発遅延を見越して最短スケジュールをリスク管理と称し、予め様々な対策を要求する上層部もいることでしょう(口には出さないと思いますが)。

私自身もほんの数年ですが、新人の頃、開発に携わっていたこともあり、開発には遅延がつきもの、極論を言えば、「遅延しない開発は、開発ではない」と、今でも本音として思っています。
技術のみならず、製品の最後の砦となる開発部門は、どうしても慎重になるもので、そのこと自体は全く否定をしません。

しかし、ビジネスはそうはいきません。
マーケティング部門の命題に、「買い手側が何を、いくらで、いつ欲しいのかを把握し、実行する」があるからです。
とはいえ、開発部門へプレッシャーを与えすぎてもいけません。
ご存知のとおり、最後の砦が不正をしてしまったら、企業としての存在価値を即失います。

では、どうすれば良いのか?
マーケティング部門は、4Pの中の各Pにおける検討段階で、タイミング(Period)も重要指標として決め、開発遅延分のマージン(時間)を初めから確保して見える化すべきと考えます。
同時に、「何故、その発売タイミングなのか?」という根拠も、併せて準備しましょう。

最初の計画時はPDCA手法で進めますが、遅延が始まった段階でOODA(ウーダ)手法へ切り換えてプロジェクトを進行すれば良いでしょう。
スケジュール変更をした1〜2カ月後に更に遅延が発生したという状態は、その変更したスケジュールが明らかにおかしく、それは計画立案側だけの問題ではないと考えます。
ただし、上記期間内に新たに大きな技術的問題が発生した場合は、例外です。

タイミングを誤って販売を始めて失敗するよりは、勇気を持って我慢して販売を延期し、タイミングを計りながら満を持して発売した方が、ずっと受注効果が高いと考えます。

以上から、我流ですが、「4P&P(タイミング)」を提唱したいと思います。


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