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コラム

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2017-09-11  [0020] なぜ、ナゼ、何故?

90年代前半の新社会人だったころ、産業用マイコン機器の開発業務に携わっていたのですが、上司から「分からなくなったら、何故を5回繰り返せ」と良く言われたものでした。

その心は、「5回繰り返せば、物事の本質が見えるから」とのことでしたが、実はこれが苦痛でたまりませんでした。
何故なら、一つの現象に対して複数の理由があり、5回も繰り返したら膨大な事象が出てきてしまい、混乱して先へ進めなくなってしまったからです。

そこで、3回繰り返すところで止めていましたが、それでも3回繰り返せば、それなりの原因を把握でき、あまり不自由をしたことがありませんでした。

ところが、この5回唱える重要性が身に染みて理解できたのが、マーケティング部門へ異動した後の21世紀初頭に、とあるプロジェクトで、DMAIC(*1)(シックスシグマにおけるプロセスイノベーション手法の一つ)を用いた、自社製品の失注要素(海外向け)を分析したときでした。

最初の引き合い(機会)から製品が客先納入され、使用開始後の次のリピートオーダーまでの全プロセスで、失注する要素を抽出して、各々の防止策を検討して実行へ移したときでした。
膨大な量で相当苦労しましたが、当時は、現地代理店(海外)と共に、エンドユーザを多数訪問し、商流の把握や、代理店の一日の業務等に立ち会っていたため、多分ですが、大体の要素を抽出することができたと思います。
おかげさまでマーケティングスキルが上がり、一皮剥けたきっかけの一つとなりました。

それ以降は、「最低3回、できれば5回WHYを繰り返そう!」と機会がある度に、あちこちで述べ続けて現在に至ります。

一方、近年はビジネス分野でも、トヨタ自動車が取り入れているという「5-WHY」が、ネットを中心に話題となっているようです。
この5-WHYは、昔からの伝統的な原因分析手法の一つと思いますが、何故、今頃ビジネスの世界でも話題になるのでしょうか。

それは、おそらく、昔と比べてビジネス分析(つまりマーケティング)が発展且つ複雑化し、かつて生産や品質のために利用していた細かな分析手法を、ビジネス側でも取り入れなければならなくなったからだと捉えています。

後日コラムで述べる予定ですが、マーケティング分野では既にビックデータを用いた「データドリブンマーケティング」が始まっています。
従来の分析手法とは「桁違いの膨大なデータ量」と、「ビジネススピードの加速化」へと発展していますので、マーケティング部門の方々は本当に苦労すると思います。
もちろん分析用ツールも市販されているようですが。

*1: DMAIC: 定義(Define)、測定(Measure)、分析(Analyze)、改善(Improve)、定着&管理(Control)のサイクルで、近年ビジネス用語として話題となっているPDCAに似ています。
PDCAも元々は品質管理手法の一つでした。


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