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コラム

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2022-02-17  [0194] 「失敗グセ」や「諦めグセ」を克服しよう!

コロナ禍において、「既存事業の見直し」や「新事業の構築方法」に関するニュースが増えてきたように感じます。
弊社コラムでも発信(#134)しており、現時点で最もアクセス数が多いコラムです。
{以下、()内の#付き数字は、発信コラム番号を示します。}

今回は新事業を構築する場合を例に挙げて述べたいと思います。

人には様々な悪いとされる癖や習慣がありますが、仕事においても誰もが「甘え」や「いい加減さ」、「中途半端」、「曖昧さ」、「基本を欠く(#165)」等の弱点を抱えています。
いずれも気持ちの弱さからくるものですが、特に新事業を構築するにあたり、これらは全て成功を阻害する要因へと直結しますので、断ち切らなければなりません。

既存事業では経験に基づく知見やノウハウ、仕組み、人脈、商流等がありますが、新事業では「無」から全てを創り上げなければなりません。
世の中には新事業を構築するための様々な手法が紹介されていますが、それらは全て「知るべきこと」や「やるべきこと」の方法論が述べられています。
新事業を成功させるための明快且つ具体的な答えは無く、「自身で探し出す」ことが必須となり、そのために「気づき、学び、洞察(#94)」が必要となります。

更に、ときにはルールメイカーやルールチェンジャー(#124)にならなければなりませんし、時間や投資コストもかかる(#73)のみならず、乗り越えなければならない壁が山ほどありますので、相当なパワーが必要です。

では、新事業の構築では手法の他に、どのようなことを「心掛ける」必要があるのでしょうか。

最も大切なことは、「覚悟を決めること」だと、自身の新事業開拓経験から言えます。
もちろん、リソースには限りがありますので、リスクとして予め定めた限界に達するまでは、決して諦めず妥協しないことが大切と考えます。

新事業は失敗がつきものですので、細分化やフェーズ(区切り)を予め定め、行動の優先順位を常に見直しながら小さな失敗を繰り返して学ぶことが必要です。
ただし、その失敗がクセにならないよう、行動開始前に成功と失敗の基準を定めておきます。
細分化や区切りは、妥協を防ぐためにも有効な手段となります。

次に大切なことは、以下となります。
(a) 自分なりのゴールをイメージして定め、執念をもって突き進む(#138, #16)
  ゴールとは、10年後に一定の成功を迎えたときの姿や、究極の姿(#131)を指します。
  また、苦しいときや不安なときには初心に立ち戻る(ワクワク感等)と、大抵の壁は乗り越えることができると思います。
(b) 言語化させる(#174)
  組織内での方向性や共通認識を維持するために、できるだけ多くのことを言語化して共有します。
(c) 常に全体を俯瞰する(#123)
  目先のことを考えてばかりいると、いつのまにかに視野が狭くなってしまいがちです。
(d) 自問自答を繰り返す(#182)
  自問は誤った方向へ進まぬよう、「目的/手段(#123)」、「課題/問題(#106, #131)」、「リスク管理(#105)」等を常に自問します。

企画や開発段階で味わう「生み出す苦しみ」よりも、「生み出した後の苦しみ」の方が圧倒的に大変です。
なぜなら;
(i) 新事業開始という「成果」に対する顧客からの「評価」が非常に重くて怖い
(ii) 先が見えにくくて不安
(iii) 失敗時のロスが大きいため、プレッシャーが大きい(サンクコストバイアス, #128)

(i)では、売れない状況がまるで「自分自身が世の中から否定されている」感を抱いてしまうという「錯覚」に陥り、ネガティブ思考やモチベーションが低下してスランプにはまり、それがクセへと変わってしまいがちです。
しかし、ほとんどの場合は「知名度」の低さが原因ですので、この点を克服する必要があります(*1)。
とはいえ、ゲリラ戦法や炎上商法には持続性がありませんので、避けた方が良いでしょう。

また(ii)では、既述の項目(a)、更に(iii)では、課題/問題やリスク管理の対処法(*2)や、物事の本質を捉える5つのステップ(*3)の利用が、それぞれ役に立ちます。

人間の成長や育成と同じですが、これらを克服するためにも、今回のテーマは重要です。

コロナ禍という変革期をきっかけに、企業が持続的発展をするためには、「何もしない」ことは大変大きなリスク(#64)です。
特に、新事業構築には、既存事業からの方向転換や、新しく経営の柱にしたい、或いは構築したい等といった、それ相応の重大な理由や背景があるはずです。
ですので、検討を始める前の「覚悟」が必要になります。

人は「できない」とか「諦める」と思ったその瞬間に全てが終わってしまいます。
一番もったいないことは、後で「こんなはずではなかった」と後悔することです。
そうならぬよう、日々全力で一歩一歩、先へ進んでいきましょう!

今回のコラムは、決してネガティブなことや、恐怖を煽るようなことを述べているもりはありません。
私自身、約25年のマーケティング実務のうち、半分以上を新事業開拓で費やしてきた経験から得た教訓を述べました。
新事業構築の仕事に携わる方々に対し、少しでも参考になれば幸いです。


*1: 知名度6、印象3、実力1を目安に捉えると良いでしょう(実力が占める割合はたった1割!!!)。
*2: 軽減、回避、移転、保留(#105, #106)
*3: 「なぜ?」、「そもそも?」、「それで?」、「なぜ、まだ?」、「どうやって?」の5つ(#131)


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<関連コラム>
(1) [0134] 新常態へ向けた事業の立て直し手順
  http://www.takumi-marketing.jp/column.cgi?id=138

(2) [0165] 仕事をする上での基本の「き」
  http://www.takumi-marketing.jp/column.cgi?id=170

(3) [0094] ビジネスにおける検証の重要性
  http://www.takumi-marketing.jp/column.cgi?id=97

(4) [0124] ルールメイカーやルールチェンジャーになろう
  http://www.takumi-marketing.jp/column.cgi?id=128

(5) [0073] 1対5の法則
  http://www.takumi-marketing.jp/column.cgi?id=75

(6) [0138] 哲学とマーケティング
  http://www.takumi-marketing.jp/column.cgi?id=142

(7) [0016] 妄想のすすめ
  http://www.takumi-marketing.jp/column.cgi?id=17

(8) [0131] 適切な課題設定と、物事の本質の掴み方
  http://www.takumi-marketing.jp/column.cgi?id=135

(9) [0174] 言語化の重要性
  http://www.takumi-marketing.jp/column.cgi?id=179

(10) [0123] 目的と手段の区別
  http://www.takumi-marketing.jp/column.cgi?id=127

(11) [0182] マーケティング実務での自問自答
  http://www.takumi-marketing.jp/column.cgi?id=187

(12) [0106] あなたのお困り事は?
  http://www.takumi-marketing.jp/column.cgi?id=109

(13) [0105] リスクの性質4種と、対処方法の4種
  http://www.takumi-marketing.jp/column.cgi?id=108

(14) [0128] バイアスの罠にご注意!
  http://www.takumi-marketing.jp/column.cgi?id=132

(15) [0064] 何もしないことのリスク
  http://www.takumi-marketing.jp/column.cgi?id=66


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本コラム記載内容は、マーケティング活動の発展を主眼としており、固有の政府や団体・企業等の推奨や宣伝を行っているものではありません。
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