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コラム

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2017-09-04  [0018] コモディティ化と差異化

成熟した既存市場では、一般的には革新的な技術発展が生まれにくい状態となり、他社製品との差異化が出来にくくなります。
また、ここ数年、「コモディティ化」という言葉をよく耳にしますが、技術発展スピードが緩慢になると、従来のようなハードウェア製品生産だけでは、新興国勢との低価格競争に巻き込まれて利益を得られなくなり、負のスパイラルが始まります。

マーケティングに携わる方々は知っての通り、「プロダクトライフサイクルの成長曲線(PLC)」では、商品が生まれてから寿命を迎えるまでに、「導入期」、「成長期」、「成熟期」、「衰退期」の4つの段階に区分され、「広義(マクロ)」として捉えれば日本市場は、今、まさにこの成熟期と言えます。
しかし、果たして本当にそうなのでしょうか。
(注:成熟期と衰退期の間に「飽和期」として、5段階化した考え方もあります。)

確かに身の回りにモノが溢れている現在では、「モノが売れない時代」であることには間違いありません。
また、従来発想や従来方式の延長で続けていれば、将来性を失うことも間違いありません。

しかし、上記ではまず、この「広義」が良くありません。
既に別コラムで述べたように、市場を細かく分解(細分化)し、自社の技術や製品の得意分野、つまり他社との差異化できている部分を改めて突き詰める必要があります。
次に、その技術が同じ産業向けだけでなく、他産業向けへの応用も含めて分析し、実際に参入するか否かは別にして、トコトン考え直すことも必要でしょう。
いずれにせよ、変革を起こさなければならないのです。

例えば、磁気テープを挙げれば、皆さんもご存知の通り、家庭用や業務用のカセットテープやビデオテープ等では衰退期を迎え、世界中の企業は市場から撤退しました。
友人も超大手企業で業務用磁気テープ事業(開発・生産・販売・サービス)に携わっていましたが、会社方針により数年前に撤退したそうです。
しかし、富士フイルムでは諦めずに磁気テープの技術開発を継続し、近年、新たなイノベーションを起こしました。

何故、磁気テープ市場から撤退せずに、技術開発を継続したのかは想像の域を越えられませんが、「危機意識と共に、情熱を含む執念」を持って挑んできたと考えます。
企業規模云々でなく、現代マーケティングの基本を忠実に行い、そして何よりも情熱と執念を持って継続すれば、後はアイディアときっかけさえが見つかれば、新たな価値創出と共にチャンスは生まれるものと考えます。

言葉で述べるのは簡単なことですし、精神論のように聞こえるかもしれません。
しかし、事業は、こうした情熱と執念が無ければ発展できないのです。

社内のみでの検討では、難しい点があるかもしれませんので、第三者を交えた検討も選択肢の一つにあると思います。

最後に・・・。
このコラム作成後の先月、上記で述べた友人の企業が、大容量磁気テープカートリッジの共同開発に成功した記事が出ていました。
きっと富士フイルムと同様な情熱と執念をもって進めてきたのだろうと感じました。
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