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2021-02-18  [0156] なぜ、自問自答が必要なのか

実は、コラム開設にあたって決めたことの1つに、読者ご自身が各コラムで自問自答ができるよう構成することでした。
1回分のコラムは3分程度で読めるよう工夫していますが、各テーマや内容について自分ゴトに置き換え、15〜30分程度での自問自答や議論によって、「原理/原則、基本/基礎、本質/根底」を身につけて、実務に活かしていただければという想いがあります。

現代ではインターネット検索等で気軽に情報を得られますが、弊害として「経験と教育」の機会が格段に減っています。
これは、「物事の根底」に対する「気づきと学習」の機会が、時間や費用の制約から体験しにくい時代になったとも言えます。
(失敗できる機会も同じで、企業にはもはや、その余裕や包容力が無くなったと言えるのかもしれません)。

そのため、20年以上マーケティングに携わってきた経験を、コラムを通してベンチマークとして獲得いただき、物事の本質を見失うことなく、感性を持ってご自身の仕事を論理的、合理的且つ効率的に進めることができるよう、お役に立てればと考えながら発信しています。

前置きが長くなりましたが、本題に入ります。

「なぜ、自問自答が必要」なのでしょうか。
それは、今まで意識していなかったことや深堀りしてこなかったことについて、意識を向けるきっかけとなる「気づきと学習」の機会が生まれるからです。

では、「なぜ、自問自答が大切」なのでしょうか。
経営や事業運営には「絶対に正しい方法」はありませんが、「確率の科学」であるマーケティング活動を通して、これらの成功率を高めるための「根底」を強靭化しなければならないからです。
真の目的が分からずに手段ばかりに目が行ってしまうと、いつまで経っても正しい方向性や成果(結果)は出せません(コラム[0123]参照)。

次に、「自問自答で何を得られる」のでしょうか。
大きく3つあると捉えています。
(a) 自身の価値基準を明確にできる
コラム[0151]で述べた、「できること、やりたいこと、すべきこと、やらないこと」を定められるようになることで価値基準ができ、その積み重ねによって「自身の哲学」が醸成されていきます。
マーケティングは哲学とよく似ており、両者とも生きる上での不可欠要素と捉えています(コラム[0138]参照)。

(b) ポジティブ思考へ切り換えることができる
苦しみや困難を克服するためのトリガとなる、「ポジティブ思考」へ切り換えられるようになり、それが言動、決断/意思決定、行動のための勇気を与えるきっかけへとつながります。

(c) 物事の本質を見極める力を身につけることができる
自分なりの答えや解釈を探す過程で、「そもそも・・・」という発想転換の機会が生まれ、自身の考えが論理的、且つ合理的か否かの自己確認ができると共に、その選択に対する正解率が高まります。
そして、この積み重ねによって、物事の本質を見極める力が身につきます。

少なくとも社長は、この自問自答を常に実施し、決断と行動を繰り返すことで経営を成立させていますが、実は、社長だけの特権、義務、責務ではなく、一人でも多くの方が自問自答を繰り返すことで、VUCA(*1)の環境下でも会社は更に強くなれます。

続いて、「自問自答のトリガは何」でしょうか。
コラム[0141]で述べたように、「違和感や素朴な疑問から始まる」ことがほとんどかと考えます。
違和感を持つことと、その感度を高めることが、「感性力」や「直観力」、「洞察力」を養う訓練になるからです。
なお、自問の際のキーフレーズは、「なぜ、そもそも、それで、なぜまだ、どうする」となります(コラム[0131]参照)。

経営や事業運営、そしてマーケティングに従事する人々全員が、常に「自問自答」を行うことが必須であると捉えており、それは「責務」であると言い換えても過言ではありません。
なぜなら、これをし続けないと、経営や事業の方向性を見誤り、持続的発展に対する阻害原因や最大のリスクに直結するからです。

通常は狭域や目先の仕事に忙殺されがちですが、全体を俯瞰する習慣と能力(本質を見抜く力)を一日も早く身につける努力を、今のうちから始めると良いでしょう。
なぜなら、この能力を身につけるには一般的に5年〜10年かかることに加え、いずれマネジメントを担うことになったときに大きな力になるからです。

以上、今回は私自身の経験をふまえてお伝えしました。

*1: 変動性、不確実性、複雑性、曖昧性を表す略語。

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<関連コラム>
(1) [0123] 目的と手段の区別
  http://www.takumi-marketing.jp/column.cgi?id=127

(2) [0151] 「やらない」ことを定める勇気
  http://www.takumi-marketing.jp/column.cgi?id=155

(3) [0138] 哲学とマーケティング
  http://www.takumi-marketing.jp/column.cgi?id=142

(4) [0141] 「違和感」を持つ訓練をしてみよう
  http://www.takumi-marketing.jp/column.cgi?id=145

(5) [0131] 適切な課題設定と、物事の本質の掴み方
  http://www.takumi-marketing.jp/column.cgi?id=135
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