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コラム

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2020-07-30  [0136] 仕事の幸福度とマーケティング

先日ネットニュースでユニークなアンケート結果を紹介する記事を発見しました。
仕事に対する幸せ度を業種別・職種別に分類した結果、職種別では「マーケティング・企画」が1位だった旨とその考察が述べられていました。
そこで、今回はこのあたりを少し深掘りしてみたいと思います。

<本当に「幸せ」な業種とは? 仕事と幸福の奇妙な関係、大規模調査で迫る>
 (20-7-27付 ITmedia ビジネスオンライン)
 https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2007/23/news021.html

まず、幸せ診断の因子名称を見てみると、自己成長、リフレッシュ、チームワーク、役割認識、他者承認、他者貢献、自己裁量の側面から測定したとのことですが、確かにマーケティング活動の立場から見ると、どの項目も高得点の回答を出したくなります。

マーケティング活動の醍醐味は、「試行錯誤の結果でお客様から喜びの声を聞いた時のうれしさ」、「分析作業で傾向や気づきを得られたときの喜び」、そして「データを見るとグラフにしてみたくなってしまうという好奇心」の3点が、私自身の経験から挙げられます。

お客様からの喜びの声に関しては、日本語や日本人の性質から直接的な感情表現を得る機会があまりありませんが、英語圏、特に米国人は“I am happy!”とか“This is the answer what (that) I am looking for!”といった表現をしますので、その言葉を聞いた時は思わずガッツポーズをしたくなるような気分になります。

もちろんお客様の喜びは、その商品、サービス、ソリューションを提供するまでに至る全ての関係者、つまりステークホルダーによる努力の賜物です。
しかし、その声を直接聞く機会は、主に営業部門とマーケティング部門ですので、こうした声はきちんとステークホルダーまでフィードバックする必要があり、それが関係各所の方々のやりがいやモチベーションアップにもつながります。
そういう意味でも、「検証」工程はマーケティング部門では非常に大切な作業です。

一方、マーケティング活動の中で「不幸せ因子」として該当した項目は、記事のとおり、やはりオーバーワークでした。
新型コロナ対策として各企業による導入が進み始めている「在宅勤務」は、マーケティング機能では導入しやすいところがあります。
事実、私自身もマーケティング業務に携わり始めてから今日に至るまでの20年以上、PCとインターネット環境、そして必要データさえあれば、どこでも仕事ができていました。

更に言えば、疲れと眠気と食欲さえ克服できれば、特にデータ分析の最中はワクワク感で時間を忘れてしまいがちというのも多々ありましたし、海外出張や駐在時代は日本との時差の関係もあって必ずといって良いほどオーバーワークしていましたので、当時を懐かしく感じます。
(もちろん、今では法令やセキュリティ面から御法度になっている企業が多いと思いますが。)

さて、今回この記事で紹介したかったことは、この部分ではなく、記事の最後に述べられていた「創造性を開花させ、“幸せ”を与えてくれる会社でなければ伸びないし、人材も来ない」という指摘です。
この点が最も共感したのですが、私自身もクライアント様に対して機会がある毎に、「クリエイティブタイムを仕事の20%(最大)確保できるような業務体系を目指すべき」と、特に技術開発部門やマーケティング部門、各種企画部門の方々に述べています。

人間には「真」を表すIQ(頭の知能指数)、「美」を表すEQ(心の知能指数)、「善」を表すJQ(判断力)の3つが備わっていますが、IQは既にAIへ置き換わり始め、EQもいずれAIに追いつかれるだろうと言われている中、JQだけは人間に追いつくことができないと言われています。
つまり、直観力(直感力ではありません,*1)を含めたクリエイティブな活動が、結果としてJQの鍛錬へとつながり、人間の独自性を維持できることを意図しています。

このことが社会で常識になれば、当然のことながら「クリエイティビティーを従業員に与えない会社は、優秀な人材に選ばれなくなる」ことになるでしょう。

「クリエイティブ活動」といった決して大げさなことを述べているのではなく、「アイディア作り」の常態化さえできれば、自ずとクリエイティブ活動へと直結していくものと捉えています。
そのためにはコラム[0016]で述べた「妄想」の訓練を忘れずに。


*1: 直観は理性と意識、直感は感情と無意識を表します。
  直観は、自身が熟知している知の領域を持ち、推論や類推等の論理的行動を除外した直接的かつ即時的な認識の形式。
  同じ「勘」でも、直観によるものと山勘のような直感によるものとでは、意思決定や行動結果に大差が生まれます。


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<関連コラム>
(1) [0062] ダイソー矢野会長から学ぶ
  http://www.takumi-marketing.jp/column.cgi?id=64

(2) [0094] ビジネスにおける検証の重要性
  http://www.takumi-marketing.jp/column.cgi?id=97

(3) [0121] とりあえず100個アイディアを出してみよう
  http://www.takumi-marketing.jp/column.cgi?id=125

(4) [0122] 視点を少しずらして(ビジネスを)考えてみよう
  http://www.takumi-marketing.jp/column.cgi?id=126

(5) [0016] 妄想のすすめ
  http://www.takumi-marketing.jp/column.cgi?id=17


<ご注意>
本コラム記載内容は、マーケティング活動の発展を主眼としており、固有の政府や団体・企業等の推奨や宣伝を行っているものではありません。
また、本コラム記載内容は、発信日時点の情報です。
以上をご承知ください。
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