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コラム

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2020-06-25  [0133] COCOAアプリを機会に、再度プラットフォームを考える

6/19に厚労省が新型コロナ接触確認アプリの「COCOA」を公開(リリース)し、我が家でも早速利用を始めました。

このアプリの開発者インタビュー記事を拝見したところ、立派な想いや信念、勇気、そして行動に対し、個人的には感銘を受けました。

<コロナ「接触確認アプリ」開発者を直撃!個人情報の扱いは?効果は出る?>
 (20-6-20付 ダイヤモンドオンライン)
 https://diamond.jp/articles/-/240905

一方、リリース前後からアプリに対する批判否定や、アプリや政府に対して揶揄する意見も目にする機会が増えてきました。
中には「行動経済学」の観点による否定的意見も上記ニュースサイトに掲載されています。

多様性の観点から様々な意見があって良いとは思いますが、行動経済学やIoTプラットフォーム構築と密接な関係を持つマーケティングの視点から、今回は改めてプラットフォームに関する意見を述べたいと思います。

IoTプラットフォームも含むプラットフォームに対する意見はコラム[0038]と[0061]で述べており、その後も考え方は変わっていません。

今回のCOCOAアプリ開発では、社会的緊急課題に対する根底の解決には直結しませんが、でも、そんなことを言っていられる状況ではないことは、皆さまも重々承知と思います。
「生命維持リスク」と「経済的生存リスク」をこれだけ短期間で抱えてしまったことに加え、相手は目に見えない新型ウイルスですので、感染者を増やさないためには、少なくとも予防接種を含めたワクチンが完全普及するまでの間、別の視点で見える化して試行錯誤をしながら対策を施さなければなりません。

しかし、現時点では人の行動をモニタリングするしか方法が見当たらなく、もちろん個人情報保護という制約を乗り越えなければならない、そのような状況下で「性善説」の下でこのアプリは生まれました。
つまり、コラム[0061]で述べた、“社会で受け入れられる正当なプラットフォームは「性善説」が前提で利便性、合理性、苦労や障害の解決を追求”して生まれたことに合致しています。

また、プラットフォームは「参加者がいて初めて価値を持ち、また参加者が増えると価値が増す仕組み」ですので、日本社会全体が協力し合ってアプリを導入し、いち早く適切な対処を合理的且つ効率的に施すといったことが、プラットフォームの役割として最も重要です。

確かに「日本人口の6割が利用しなければ効果が出ない」というハードルは非常に高いものの、とは言え、1人でも多くの参加によってアプリの価値を高めていくしか方法がなければ、社会貢献の観点から見ても、たとえアプリ導入に対して反対の意見であっても、少なくとも揶揄するようなことや八つ当たりは、特にネットの世界では不要かと思います。

コラム[0062]で述べた「ワシが、ワシが」と言う人くらい運の悪い人はいない(ダイソー矢野会長の言葉)がまさにこの場面では適切で、こうした安易な批判否定や揶揄は、他人からの信頼を失うのみならず、最終的には自身の居場所がなくなる、つまり社会から淘汰されてしまうことに気づくべきでしょう。

私はよく「自由の名の基の責任」と称して、意見はどんなときでも思ったことは必ず言うこと。
そして、この際の責任とは、「自分自身の価値や品格を落とさないこと」と、クライアントにもお伝えしています。
更に言えば、「批判否定するなら、代案を必ず出すべき」で、それ無しでは議論が先に進まないともお伝えしています。

一方、性善説を前提としたプラットフォームでは、犯罪や不正、倫理的問題といった「性悪説」の想定には限界があり、これらが発生する度に、教訓として一つ一つ誠実に対処し、当局や社会と共に解決してユーザの信頼を回復していくしか方法がないこと。
そして、想像を超える大きな問題が発生した際は、改めて理念、つまり原点に立ち戻って前へ進まなければならないことも、今回のアプリやプラットフォームで、近い将来に私たちが直面する問題になるかと思います。

最後に、「性悪説」で動く人々による想定以上のデマや悪用に対し、どのように対処していくのかも大きな課題の一つになるかと思います。
例えば、緊急通報電話にいたずら電話するといったように、このアプリで嘘をつく、つまり感染していないにも関わらず、要請情報の登録をするといった行為です。
前者は違法となり罰則の対象となりますが、このアプリでは利用規約違反で留まり、法的罰則が難しいと思われますので、日本社会の倫理道徳感、つまり自制心と抑止力が問われることになるでしょう。

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<関連コラム>
(1) [0038] IoTプラットフォームについて
  http://www.takumi-marketing.jp/column.cgi?id=40

(2) [0061] プラットフォームの課題
  http://www.takumi-marketing.jp/column.cgi?id=63

(3) [0062] ダイソー矢野会長から学ぶ
  http://www.takumi-marketing.jp/column.cgi?id=64


<ご注意>
本コラム記載内容は、マーケティング活動の発展を主眼としており、政府や固有の団体・企業等の推奨や宣伝、批判・否定を行っているものではありません。
また、本コラム記載内容は、発信日時点の情報です。
以上をご承知ください。
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