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コラム

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2019-12-03  [0114] 仕事での論理思考はコミュニケーション手段だが・・・

上海駐在時代に、よく現地の同僚に対して述べていたことの一つに、
「論理思考はコミュニケーション手段を担うため、ロジカル思考を身につけるように!」
がありました。

特に異文化(自国外)の人々と仕事をするときは、文化、習慣、歴史、教育、常識等の全てが自国の人と異なりますが、この思考を利用することで初めて相互理解ができ、両者の方向性(ベクトル)を合わせることができるためです(もちろん政治は別です)。

しかし論理性だけでは不十分で、「感性」も必要になります。

例えば、業務上で何かを提案して組織や人を動かしたい場合、論理性だけでは人は動きません。
言っていることは正しいけれども、それは正論(理想)で現実的でないよなぁ・・・云々。

また、経営でも意思決定を含めて最後は「感性」によるところが多いと感じます。
それはVUCA(*1)や先見性、立場や責務の相違(例:経営と事業)から来るものと捉えています。

つまり、「そうだよな、ではやってみよう!」という気持ちにさせることも必要なスキルとなります。

では、ここで言う「感性」とは何か?

それは「感覚」、「情緒」、「創造・認知」、「体験」、「関係性」です。
コラム[0088]で述べた「経験価値」の概念を利用し、上司/部下や同僚等の聞き手側の感性を刺激しながら「自分ゴト」として認識させ、最終的にその内容を価値化してもらえるようなアプローチを身につけることです。
言い換えれば、「経験価値モジュール」の対象を「顧客」から「聞き手側」へと置き換えます。

例えば、
(1) 感覚的要素
五感+αで受け止めてもらえるような、シンプルさ、メリハリ、分かり易さ、素直さ、腹落ち、タイミング等で、「本能を刺激する」アプローチ。

(2) 情緒的要素
安定・安心・信頼性、ワクワク感、お得感等で、「その気にさせる」アプローチ。

(3) 創造的・認知的要素
知性、好奇心、新規性(発見)、変革性等で、「知能を刺激する」アプローチ。

(4) 体験的要素
喜び、楽しさ、熱狂、憧れ、改善性等で、「共感が得られる」アプローチ。

(5) 関係性要素
価値観、一体感、特別感、立場、説明責任等で、「自分ゴトとして捉えてもらう」アプローチ

言葉で述べるのは簡単なことかもしれませんが、上記を念頭に置いて議論や協議、提案を試みるだけでも結果が大きく変わってくるものと捉えています。

私自身の例を挙げますと、今から約20年前、当時一担当者だったときに聞き手側へ主張していた内容を、1〜2年後に係長になった後に全く同じコトを、トーンを抑えて述べただけで、聞き手側がすんなり受け入れていただいたという経験があります。
この違いは何かを当時考えた結果として、責務の相違だと捉えていました。
ところが、その後、聞き手側に対する「感性」の訴求が不足していたことが、おぼろげに見えてくるようになりました。

物事の本質には相違はなかったのですが、特に日本人は責務の相違に加え、立場や信頼性の相違で判断することが非常に多いと感じています。

人は、良くも悪くも結局最後に感情が勝ってしまいますが、とはいえ、それは論理思考ができていることが前提となりますので、まずはロジカル思考を確実に身につけ、その上で感性力をスキルとして身につけることが大切と考えます。

以上、今回はマーケティング視点を取り入れた「仕事の進め方」の一例を紹介しました。

*1: VUCA: 変動性、不確実性、複雑性、曖昧性。

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<関連コラム>
(1) [0088] ニーズvsウォンツ(その2)
  http://www.takumi-marketing.jp/column.cgi?id=90

(2) [0102] 経営と事業の違い
  http://www.takumi-marketing.jp/column.cgi?id=105
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