2019-03-07
[0100] マーケティングは、「人生そのもの」である!
いつもコラムをお読みいただき、誠にありがとうございます。
第100号を迎えましたので、前回と同様、今回も少し話を広げてみたいと思います。
今回は妙なタイトルをつけましたが、どのような意味なのかを述べたいと思います。
例えば、マーケティング部門の主な業務(コラム[0070]参照)について、企業活動と日常生活の相関関係を見てみましょう。
企業での販売活動は、私生活での収入/支出/財産管理、社会貢献、転換期行動等で置き換えてみます。
(各項目とも重複しないように2個ずつ選びました。)
(1) 戦略/戦術/方針の策定と実行 ⇒ 人生設計、家庭計画
(2) 販売仕組み最適化 ⇒ 健康維持活動、財産運用
(3) 社内仕組み構築/改善 ⇒ 家族内ルール運用、地域社会への適合
(4) 利益率改善活動 ⇒ 支出抑制、確定申告
(5) 最新動向把握 ⇒ 生活に関する情報収集、買い物比較
(6) 販売分析 ⇒ 家計簿、ローン返済状況
(7) 市場分析 ⇒ 物価動向(生活用品)、貯蓄/投資先動向
(8) 事業提案 ⇒ 家族会議、家の購入検討
(9) 販売支援(イベント/教育等) ⇒ ボランティア活動、リサイクル
(10) 市場/顧客開拓 ⇒ 各種保険加入検討、転職・独立
(11) ブランド構築/メンテナンス ⇒ 自己啓発、お子様への教育
(12) 商品企画 ⇒ 家庭内イベント、ホームパーティー
(13) 広告制作/アレンジ ⇒ SNS/ブログ等での近況紹介、合コン
(14) 販売資料制作/改訂 ⇒ 写真アルバム、季節の挨拶状
このように各業務とも日常生活に置き換えることができます。
もっと身近な例として、食料品の買い物で考えてみましょう。
スーパーで買い物をするときは、面倒くささと時間節約を理由に、1ヵ所でまとめて買い物をするのが一般的かと思います。
しかし、主婦のリサーチ力はスゴイ。
近所に複数のスーパーがあれば、まず一度は各店へ足を運び、この店では野菜が安いとか、魚介類が高い等の判断をします。
そして商品の鮮度や価格、ポイント還元率、お店の雰囲気等で自分の好みを見極め、時間と労力を費やしてその人の価値に見合った商品を店毎に選んでいます。
これは各スーパーで得意分野と不得意分野があることを潜在的に察知していることになります。
以上から言えることとしては、本来、人は仕事や私生活において、本人の自覚の有無に関わらず、個人ベースでも日常的にマーケティング活動を行っています。
また、会社や家庭は社会の縮図ですので、家庭での活動はそのまま企業活動にも当てはまります。
したがって、私生活でもマーケティング活動を行っているのですから、当然企業活動でも事業運営や専門業務としての取りまとめの観点でマーケティング活動が必要なのです。
更に私たちは、自身の生活を豊かにするために、様々な新しいモノや体験を含むコトを家庭で取り入れていますが、企業でも同様に事業の発展のためにマーケティングを進化させていかなければなりません。
以上から、「マーケティングは、人生そのものである」という主張の元、第100号記念のテーマとして選びました。
次は第200号を目指し、今後もマーケティングに関する情報発信を続けていきたいと思いますので、引き続き応援いただけますよう、お願いします。
なお、本号に限らず、弊社コラムを読んでご意見やご質問等がありましたら、お問合せください。
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